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最近読んだ本

最近、日系三世の方とお話する機会があって、一冊の本を紹介していただきました。



第二次世界大戦前に、【Pictures Bride 】として日本から船に乗ってサンフランシスコまで、渡された写真だけを頼りに海を渡って来た日本人花嫁のお話です。


渡された写真の青年(日本人の移民)は、実は何十年も前の写真であったのにもかかわらず、その事実も知らず、相手から来た『凄く豊かな暮らしをしている』という手紙を信じてお嫁に来て、想像とかけ離れた現実に戸惑いながらも帰るお金もないし、親からの『お前が帰って来たら後ろ指さされて、妹も嫁にいけない』という手紙を胸にこちらで働く日本人女性の話です。


この方達がいて、今の二世三世の方が有るわけです。


なんだか凄く不思議な気持ちになるんです。
彼女は両親も日本人で、配偶者も日本人。
でも、日本語が話せなくていま勉強中なんです。生まれた所が違うだけなんです。


大きな街にある「Japan town 」
一筋入れば危険な地域、って事も多いです。それはなぜかというと、そういう場所にしか住めなかったからですよね。


三世とはいえ、いまのご時世とはいえきっと色々理不尽な思いをして来られたと思うんですが、短期滞在の私達にさえ


『何かつらくあたられたことない?』


と気遣って下さいます。



私達がここで胸を張って



「I am Japanese 」



って言えるのも、彼女達がここで頑張って来てくれたお陰なんですよね。



二世三世の方はみなさん明るいです。
ファーストネームはこちらの名前の方もいるし日本名の方もいます。


たくさんの方に出会えて
有難いな、と思うこの頃です。



最近読んだ本_e0359265_14464367.jpg



Commented by littleloghouse at 2017-09-26 19:51
私の親戚(祖父のいとこ)も日系2世でシアトルにいます。
ブログにあるように、両親とも日本人ですが日本語はほんの少ししか話せません。
彼の娘は一人娘のため、このままでは自分のルーツがわからなくなる、、と数年前に私が頼まれて私の母や祖父たちみんなで調べました。

戦前戦後に渡った親戚は数人(兄弟が多かったから)おり、その中の女性は戦後、日本に戻ったものの、あまりにもアメリカとの違いにショックを受け、アメリカへ戻り、彼女の親は「親を置いたまま自分だけアメリカへ戻って。。」と非難されたとか。
彼女が数年前、老衰で亡くなった後に、娘たちが調べてわかったことですが、亡くなるまで自分の親がどうやってアメリカへ来たかわからない程 その当時は恥ずかしいことで人には言えないことだったそうです。

戦後は財産没収されて収容所に入り。でも優しいアメリカ人の雇い主のおかげで色々贈り物をしてくれて、私の母は当時、田舎では珍しかったアメリカの分厚いバスタオルというものを普段使いしていたそうです。

長いコメントになってしまいすみません。。

これからもたくさんの良い出会いがありますように☆
Commented by hirakari17 at 2017-09-26 22:12
> littleloghouseさん
貴重なお話をありがとうございます。

今でも「この人多分私のこと嫌いかな」って思う事はたまにあります。
でもその方々がされてきた経験とは比べものにならないかと。

これからも色々勉強していきたいです。


by hirakari17 | 2017-09-26 14:25 | アメリカ生活 | Comments(2)